本物との出会いを、世羅から。

― まつたけ村が石村嘉成さんを応援する理由―
まつたけ村では今年、画家・石村嘉成さんとのコラボレーションを行います。
「なぜまつたけ村が、絵画とコラボレーションするの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回の取り組みは、最初から会社の宣伝や商品の販売を目的として始まったものではありません。
始まりは、社長自身が一枚の絵に心を動かされたことでした。
石村嘉成さんとの出会い
社長が石村嘉成さんを初めて知ったのは、YouTubeでした。
鮮やかで斬新な色使い。
そして、描かれた動物と目と目が合うような、不思議な力を持った作品。
「この絵はすごい」
そんな純粋な興味から始まりました。
その後、映画『青いライオン』を観て、作品だけではなく、石村さんのピュアで自然体な人柄や生き方にも惹かれていきました。
2024年には神戸、2025年には広島、横浜の個展にも足を運び、実際に作品を見て、作品を購入するようになります。
そして、まつたけ村の店舗にも石村さんの作品を展示してきました。
その理由は、とてもシンプルです。
「自分が感動した本物の作品を、ほかの人にも見てほしい」
そして、
「石村嘉成さんという素晴らしいアーティストを、もっと多くの人に知ってほしい」
という思いからです。

「まさか、コラボできるとは思っていなかった」
石村さんを応援する中で、まつたけ村からコラボレーションをご提案しました。
そして今回、その思いが実を結び、石村さんの「ハシビロコウ」と「アムールヒョウ」の2作品を使用したオリジナルショップバッグが誕生します。
社長自身も、
「まさかコラボレーションが実現できるとは思っていなかった」
と話しています。
ショップバッグを選んだのにも理由があります。
松茸を購入されたお客様が持ち帰り、そのバッグをまた誰かが目にする。
「この絵、誰が描いたんだろう?」
そんな小さなきっかけから石村さんを知る人が、一人、また一人と増えていくかもしれません。
知名度があるから応援するのではありません。
「石村嘉成さんだから応援したい。」
それが、今回のコラボレーションの原点です。

本物は、人を動かす。
今回の取り組みについて話をしている中で、一つの言葉が出てきました。
「本物は、人を動かす。」
絵を見て何を感じるかは、人それぞれです。
「すごい」と感じる人もいれば、「きれいだな」と思う人もいる。
何も分からなくても、「なんだか気になる」と感じるだけでもいい。
そこに正解はありません。
でも、写真や画面ではなく、実際に本物の作品の前に立ったときにしか感じられないものがあります。
まつたけ村が長年向き合ってきた松茸も同じです。
自然の中で育った国産天然松茸には、一つとして同じものはありません。
香り、形、手触り。
実際に手に取って初めて分かるものがあります。
私たちは長年、国産天然松茸という「本物」をお客様へ届けてきました。
だからこそ、松茸だけに限らず、自分たちが本当に素晴らしいと感じたもの、人の心を動かすものを、皆さまに届けていきたいと考えています。
なぜ、世羅で絵を展示するのか。
まつたけ村で絵画を展示する取り組みは、今年で3年目になります。
2024年にはバンクシー、2025年にはアンディ・ウォーホル、そして2026年は石村嘉成さんとのコラボレーションへと発展しました。
社長は世羅町川尻の出身です。
だからこそ、長年商売を続けてこられたこの地域に、何かを返していきたいという思いがあります。
都会には美術館やギャラリーがあります。
しかし地方では、本物の芸術作品を間近で見る機会は、決して多くありません。
わざわざ広島市内の美術館まで行かなくても、まつたけ村に来たときに、一枚の本物の絵を見ることができる。
そこで子どもが、
「この絵、すごいね」
と思うかもしれない。
今まで絵に興味がなかった人が、
「バンクシーってこんな作品なんだ」
「石村嘉成さんって、どんな人なんだろう」
と興味を持つかもしれない。
それだけでも、私たちは意味があると思っています。
松茸を売るだけではない、これからの「まつたけ村」へ
もちろん、まつたけ村は松茸販売店です。
これからも国産天然松茸にこだわり、長年培ってきた経験を次の世代へつないでいくことが、私たちの大切な仕事です。
しかし、地域の中で長く商売をさせていただいてきた会社だからこそ、ほかにもできることなはいか、
そんなことも考えるようになりました。
本物の芸術に触れる機会をつくる。
石村さんを世羅へお招きして、地域の皆さんと交流できる場所をつくる。
松茸のシーズンが終わったあとには、期間限定で作品を展示し、誰でも本物の絵を楽しめる場所をつくる。
地域の学生や若い人たちと一緒に、まつたけ村のモニュメントをつくる。
そして将来は、絵画だけでなく音楽、スポーツなど、さまざまな分野へと活動を広げていく。
まだ、どれも構想の段階です。
けれど、少しずつでも続けていけば、まつたけ村だからできる地域貢献の形になっていくのではないかと考えています。
これからの若い人たちのために、まつたけ村ができること。
今回の石村嘉成さんとのコラボレーションも、一度きりの企画で終わらせるのではなく、これからにつながる一歩にしたいと思っています。
子どもたちや若い世代が、本物の作品と出会う。
今まで知らなかった世界を知る。
そこで何かを感じたり、「自分もやってみたい」と思ったりする。
その小さなきっかけを、地域の企業がつくることも、ひとつの社会貢献ではないでしょうか。
すぐに売上につながらなくてもいい。
すぐに何か大きな成果が生まれなくてもいい。
一枚の絵との出会いが、その人の心に残るかもしれない。
一人のアーティストとの出会いが、その人の将来に影響を与えるかもしれない。
まつたけ村が、そんな「出会い」をつくれる場所になれたらと思っています。
本物は、人を動かす。
国産天然松茸を通して本物を届けてきたまつたけ村だからこそ、これからは食だけではなく、芸術や文化、人との出会いを通しても、本物に触れる感動を届けていきたい。
そして、これまで育ててもらった世羅という地域に少しずつ恩返しをしながら、次の世代へ何かを残していく。
石村嘉成さんとの今回のコラボレーションは、その新しい一歩です。
これからのまつたけ村の取り組みを、温かく見守っていただければ幸いです。

※石村嘉成さんとのコラボレーションショッパーは無くなり次第終了となります。